ゴブリンバレーで小鬼たちを見たあと東へ１００ｋｍほど進むと、ユタ州のナンバープレート等にも使用され、ユタのシンボルともいえるアーチーズ国立公園に到着。ここはグランドサークルの北東角に有り、グランドキャニオンから一番離れているので、日本人にはあまり馴染みが無い。ただ、私の中ではグランドサークルでも１，２を争う絶景で感動連続だった。
なぜ、この地域にアーチ型の岩が多くできるのか？どうして奇妙な岩山ができるのか？なぜこのバランスで崩れないのか？？？高温多湿の日本では絶対に見ることのできない奇妙な風景は、グランドキャニオンやモニュメントバレーなどよりも、異国感たっぷりです。とある惑星の風景のようなので、映画の惑星のシーンにも多く使われています。
ここでは、たくさんのアーチや奇岩を見ることができますが、私が絶対に外せないポイントのみ紹介します。
①デリケートアーチ
言うまでもなく、アーチーズのシンボル！！！ただ、ここは往復５Km弱のトレッキングが必要で、往復２～３時間はかかります。正直、落ちたら命に係わるほどの所を手すりも何もない状態で歩きますので、小さなお子さんや足腰の悪い方はやめたほうが良いです。アメリカの国立公園は本当に危険がいっぱいで全て自己責任です。ウチは小学校１年生の子供を連れて行きましたが、何とか頑張ってくれました。足元の悪い岩山を登って行くのでかなりハードだけど、目の前にデリケートアーチがバーンと見えると、疲れも吹き飛んでしまいます！！！
さらにこのデリケートアーチに行くならば、懐中電灯やヘッドライトを持って、夕暮れ時の景色を見てください。夕日に照らされるデリケートアーチは本当に言葉を失うほどの感動を与えてくれます！！！もちろん帰りは真っ暗ですので、ライトの明かりを頼りにして帰ります。
昼間は１L以上の水を持って行かないと、熱中症になりますし、午前中は逆光なので絶対に夕方に限ります！！
②パークアベニュー
意外とマイナーで知られていないが、板状の岩がマンハッタンのパークアベニューのごとくビルのように並んでいるエリア。ちょっとトレイルしてビルの足元まで行ってみると、その迫力に圧倒される！！！今にもポキッと折れそうなペラペラな板状の岩がどうしてキープしていれるのか、本当に不思議な光景。
こんな板のような岩が、なぜここに密集しているか？！
③ランドスケープアーチ
世界中のアーチの中でもトップクラスの長さ！！全長約90ｍ。細いところは中1.5mぐらいしかなく、いつ崩壊してもおかしくない。最近では、1991年、1995年に崩れて細くなってきた。このホームページを見たタイミングでは無くなっている可能性もある。希少性ということでランクイン。
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④バランスロック
こちらもいつ崩れてもおかしくないバランスロック。希少性でランクイン。こちらは遠くから見るとさほど大きくないが、近くで見るとそのスケールの大きさに圧倒される！！２階建ての家より大きな岩が絶妙なバランスで乗っている。
⑤ダブルアーチ
こちらは上から見るとVの字型に二つのアーチが繋がっていおり、変わった形で人気もある。真下まで歩いて行くことでき、その巨大さに圧倒されます。アクセ
スも容易で人気のポイント。
⑥ウィンドウズセクション
こちらは北の窓と南の窓と二つのアーチが人の目のよう！こちらもアクセスが良く人気のエリア。階段も整備され簡単にアーチの下まで行けます。やはり、近くで見ると迫力満点！！
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まだまだ、見どころはいっぱいありますが、代表的な6か所のみ紹介しました。
アクセスの良い④⑤⑥にだけ行って、アーチーズを語る人がいますが、デリケートアーチを見ずして、アーチーズ国立公園は語れません。アーチーズ国立公園はトレッキングシューズを準備して、ほんの少しでも歩いてみてください！全く景色が違いますよ！
夕日に映えるデリケートアーチをぜひ見てください！！！
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